こんにちは!ボードゲームブログ「みんなでボドゲ(みんボド)」管理人のリュウです。
現職公務員として働きながら、6歳と3歳の愛娘たちに囲まれ、夜な夜なブランデーやウィスキーを片手にボードゲームを楽しむのが至福のひととき。所有数はついに400種類を超えましたが、ボードゲームの奥深さには毎日驚かされてばかりです。
今回は、私が主催するボードゲーム会でも「美しい!」「ルールは簡単なのに脳が溶ける!」と大人気の、2人対戦用名作ゲームをご紹介します!
今回ご紹介するのは、フランス生まれのスタイリッシュなボードゲーム『クアルト(Quarto)』です。
一見すると、お洒落なインテリアのような木製の駒が並ぶ「4目並べ」なのですが、実は世界中で数々の賞を受賞している超・実力派。最大の特徴は、「自分が置く駒を、相手が選ぶ」という独特すぎるルールにあります。
一目でわかる!ゲームチャート
【ゲームの基本情報】
| プレイ人数 | 2人 |
| プレイ時間 | 15分 |
| ジャンル | アブストラクト(運の要素がない戦略ゲーム) |
【独自指標】
| 学びの深さ(思考力・戦略性) | ★★★★★★★☆☆☆(7/10) | 「自分ならこれを置くのに!」という定石が通用しません。相手に何を渡すべきか、多角的な視点が必要で、論理的思考力が鍛えられます。 |
| ワイワイ度(協調性・会話) | ★★★★☆☆☆☆☆☆(4/10) | 静かな火花が散る、心地よい緊張感を楽しむゲームです。ですが、相手の見落としを指摘する瞬間の「あーっ!」という驚きで会話が弾みます。 |
| ターゲット | 適正 | 一言メモ |
|---|---|---|
| 2歳〜小学校(低学年) | △ | つの属性を同時に把握するのは少し難しいかも。色や形を限定した「かんたんルール」なら3歳から楽しめます! | |
| 小学校(高学年) | ◯ | 算数的な集合の考え方が身につきます。大人と対等に渡り合えるちょうど良い難易度です。 |
| 中学生〜大人 | ◎ | 最も楽しめる層です。最短で終わるか、泥沼の長期戦になるか……ヒリヒリした心理戦が味わえます。 |
| シニア世代 | ◯ | 木製の駒の質感が良く、ルールもシンプル。脳トレとして地域イベントでも非常に喜ばれます。 |
| お酒と一緒に | ◯ | ウィスキーを飲みながらじっくり考え込むのに最高。ただし、酔いすぎると一瞬で「クアルト!」されます(笑)。 |
ゲームの準備(セットアップ)

* 中央にボードを置きます。
* 16種類の駒をボードの横に並べます。
* 先攻・後攻を決めれば準備完了!
ゲームの流れ

このゲームの面白いところは、「駒を選んであげる」優しさが、相手への「罠」になる点です。
* 先攻(A)が駒を選ぶ: 残っている駒の中から「相手に使わせたい駒」を1つ選び、後攻(B)に手渡します。
* 後攻(B)が駒を置く: 渡された駒を、ボード上の好きな空きマスに置きます。
* 後攻(B)が駒を選ぶ: 今度は後攻が駒を選び、先攻(A)に手渡します。
* 先攻(A)が駒を置く: 渡された駒を好きなマスに置きます。
これを交互に繰り返していきます。
勝利条件
縦・横・斜めのいずれか一列に、「共通の属性を持つ駒」を4個並べたプレイヤーが、その瞬間に「クアルト!」と宣言すれば勝利です。
共通する属性は以下の4つ:
* 色: 白 または 黒
* 型: 円柱 または 角柱
* 高さ: 高い または 低い
* 穴: 穴が有る または 無い
ここが重要!逆転ルール


もし、駒を置いたプレイヤーが完成に気づかず、相手に次の駒を渡してしまったら……。
その瞬間に相手が「クアルト!」と言えば、相手の勝利になります!渡された駒を置く前に、盤面を隅々までチェックする観察力が勝敗を分けます。
このボードゲームのここが推し!
何と言っても、「勝利へのリーチ(王手)を、自分で作ることができない」というもどかしさが最高にシビれます。
普通のゲームなら「ここに置けば勝ち!」と自分で戦略を立てますが、クアルトは「この駒を渡したら、相手が勝ってしまう場所があるか?」と常に相手の視点で盤面を見なければなりません。
我が家では6歳の長女も挑戦していますが、「パパ、穴が開いてる駒がほしいんでしょ?」なんてニヤリとしながら、全く関係ない駒を渡してくる姿に、成長を感じてパパは感無量です(笑)。
まとめ

『クアルト』は、短時間で終わるのにフルマラソンを走ったような心地よい脳の疲れを味わえる、アブストラクトゲームの最高峰です。
ルールは非常に簡単なので、普段ボードゲームをしない方を誘うのにもぴったりですよ。
地域のゲーム会でも、この美しい木製の駒を触りに来る方が後を絶ちません。ぜひ、お気に入りの飲み物を片手に、極上の思考体験を楽しんでみてください。


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